この記事では『レノボはやめとけ』と言われる理由と本当に買ってはいけないのかについて検証して記事にまとめました。
中国の会社が生産しているレノボ(Lenovo)は耐久性があるのに、コスパが良いと思っていました。
それなのに、レノボなんて買ってはいけないと聞くと、何がそんなに危険なのだろうと考えてしまいます。
レノボはスペックの高さのわりに、価格が安いことから、そんなことは有り得ないと信じたいものです。
では、危険と言われ、買ってはいけないとまで言われる理由は何なのでしょうか。
原因は、製造している中国と、過去に起きた事件のようです。
今回は、レノボなんて買ってはいけないと言われる理由と、その特徴を、実際に使用している人の声を参考に記事にしたいと思います。
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レノボを買ってはいけないと言われる本当の理由
レノボを買ってはいけないと言われる理由は、2つ考えることができるようです。
では、それぞれどういった理由なのか、詳しく解説したいと思います。
生産国である中国への不安感・嫌悪感
レノボは香港に本社を拠点していることから、中国のメーカーという位置付けになります。
中国で生産されている製品は価格は安いが品質が低いという一方的なイメージを抱く人もいるのではないでしょうか。
このことが、レノボを買ってはいけないと言われている理由の一つです。
単に中国で作られたものが好きではないという人や、品質に不安を抱くという人も、少なくないのではないでしょうか。
レノボは、確かに中国の会社です。
しかしアメリカのパソコンメーカーとして有名なIBMのパソコン部門を買収しています。
そしてIBMが開発と販売を行っていたThinkPadブランドを引き継ぐ形で開発と販売を行っています。
現在ThinkPadは、横浜にあるレノボ・ジャパンの大和研究所が研究開発を担っており、みなとみらいから発信されるパソコンと言っても間違いではありません。
また、2012年からは日本の大手メーカーである富士通とNECと事業統合しています。
そして、中国で作られてきたThinkPadの一部を20周年を記念して山形県米沢市のNEC米沢事業所で受注生産を始めてからは、日本での販売分は日本での生産へと切り替えられています。
まさに米沢モデルということができるでしょう。
このことからわかるようにレノボは全てが中国製パソコンではありません。
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過去のSuperFish事件
レノボのパソコンを使ってはいけないと言われる理由のもう一つは、2015年のSuperFish事件にあるのではないでしょうか。
Superfish事件は、外部からの攻撃を受けやすい状態にあるという脆さが明らかになった事件した
原因はパソコンにプリインストールされている「Superfish Visual Discovery」というソフトウェアだと言われています。
元々はオンラインショッピングを使いやすくすることを目的として、プリインストールされていました。
しかし、スパイウェアやバックドアを企んでいたのではないかという憶測を呼ぶことになりました。
情報が漏れていく危険性を孕んでいたことから、レノボのパソコンを信用できないと考える人が出てきたことも無理はないのかもしれません。
このことから、アメリカもレノボ製パソコンを禁止するに至っています。
しかし2017年にレノボと米連邦取引委員会(FTC)は賠償金と条件を付ける形で和解が成立しました。
そしてレノボは信頼回復のために、「Superfishとサーバーの接続遮断」「Superfishの削除ツールを配布」「McAfee LiveSafeの6カ月間無料サブスクリプションの提供」という対応を取ったのです。
これらの問題は現在は解消されています。
このことから、現在のレノボは高い評価を受けるに値する会社であると言えるでしょう。
実際にレノボを使った感想とそれぞれの良し悪しを検証
悪いイメージや、そのイメージを念押してしまうような事件によって、評判が悪い部分があることがわかりました。
では、実際に使ってみたレノボにはどんな特徴があるのでしょうか。
パソコンを購入する時には誰もが気にするであろう項目について、それぞれ検証してみたいと思います。
検証項目は以下の8点です。
検証してみると、電話サポートについて対応の賛否が分かれました。
しかし電話サポートの対応は、人の問題であることを考えると、レノボの悪いところは見つかりませんでした。
では、それぞれについて詳しく検証してみましょう。
低価格高品質であること
レノボはセールを度々開催してくれます。
これを利用すると通常より4割程度の割引を受けることができ、パソコンの価格としてはかなり低価格で購入することができます。
どの程度の値引きなのかわかりやすく、有名国内メーカーの人気商品であるパナソニックのレッツノートとレノボを比べてみましょう。
比べたモデルは、レノボ 「ThinkPad X1 Carbon Gen 9」とパナソニック「レッツノートFV1」です。
レノボ | パナソニック | |
価格 | 197,890円 | 289,300円 |
機種名 | ThinkPad X1 Carbon Gen 9 | レッツノートFV1 |
CPU | Core™ i7-1165G7 | Core™ i5-1145G7 |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 512GB |
見てわかるように同じ程度のスペックであれば、約1.5倍近くの価格の差が生まれます。
このことからもわかるように、同じ金額をパソコン購入に費やすことができるならば、レノボ製品の場合は、かなり上のスペックを手に入れることができるのです。
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100種類以上の選択肢
レノボは品揃えとラインナップが多いことがわかります。
これはすなわち、製品の選択肢が多く提供されていると言え、目的に合わせて製品を選ぶことが可能です。
デスクトップパソコンでは6シリーズ100機種、ノートパソコンで6シリーズ200機種のラインナップから、自分に合ったものを選択することができるのです。
デスクトップパソコンの選択肢が少ないものの、それでも100を超える選択肢は十分ではないでしょうか。
ここで全シリーズを紹介したいと思います。
レノボのデスクトップPCの選択肢
先ずレノボのデスクトップPCシリーズをご紹介します。
ThinkCentreシリーズ
形状やサイズのモデルの選択肢が多彩に用意されています。
通常のタワー型だけでなく、l小型や超小型のNano、オールインワンタイプ(AIO) など、全てのモデルの選択肢があります。
Lenovoシリーズ
ビジネスにおいてスタンダードなデスクトップタイプです。
YOGAシリーズ
アーティスト、エンジニア、デジタルペンなどを日常的に使うクリエイター向けパソコン。
27インチの4Kチルトディスプレイは、製図やイラストなどクリエイトの作業に最も適していると言えるでしょう。
IdeaCentreシリーズ
家庭の中で日常的に使用するのに、最も適したタイプのパソコンです。
LEGIONシリーズ
ゲームを楽しむことに最適なゲーム用パソコンです。
ThinkStation ワークステーションシリーズ
CPUに最新のインテルXeonが搭載され、さらにグラフィックにはNVIDIA Quadrofが盛り込まれた高性能を携えているデスクトップパソコンです。
レノボのノートパソコンの選択肢
次にレノボのノートPCシリーズを紹介します。
ThinkPadシリーズ
まず最上級シリーズノートパソコンと言えるでしょう。
レノボの技術の集大成である最高のシリーズと言っても過言ではなく、丈夫さや使いやすなど全てが詰め込まれています。
ThinkBookシリーズ
ビジネスの場を快適することに成功したシリーズ。
Lenovoシリーズの中でも、ビジネスノートとして、ワンランク上が目指されました。
Lenovoシリーズ
ビジネスの場で使うことができるスタンダードなビジネスノートです。
IdeaPadシリーズ
日常的に使うパソコンとして最適でしょう。
ビジネスの場での活躍より、日常に密着して使うことができ、低価格と実用性を兼ね備えたパソコンを実現させました。
YOGAシリーズ
2in1のCシリーズと薄型で軽量のSシリーズが用意されています。
Cシリーズの2in1はタブレットとしても使えるパソコン。
Sシリーズは軽量で1kgにも満たないモデルさえ用意されています。
LEGIONシリーズ
ゲーミングパソコンとして、ゲームを楽しむことに最も適したグラフィックスカードが搭載されているマシンです。
最短翌日の納期
もちろん、製品のモデルによって納期の差があり、また配達先の地域によって一概に決めることはできませんが、レノボの納期は、最短で翌日~2日、次に1~2週間、3~4週間となっており、パソコンの納期としては短いことがわかります。
ただモデルによっては最長で2ヶ月というものもありました。
電話サポートに分かれる賛否
レノボの製品には1年間の無料保証が付帯されています。
修理センターに壊れた製品を送ることで修理を完結し、自宅に送料無料で送り返してくれるのです。
電話サポートは休業日を除いた午前9時から午後6時までの対応を受けることができます。
また、追加料金が発生してしまうものの、5年まで保証を延長することも可能です。
この他にも特別保証として、通常で考えれる故障以外に、落下や水こぼしなどが保証され、自然災害である落雷や風、雪などによる被害にも対応してくれます。
レノボはNECとの合弁会社であることから、これらのサポートはNECが運営を担当しており、電話サポートは日本人が行っています。
また電話対応以外にも、チャットやLINEでオペレーターの対応を受けることを選べます。
ただし、電話サポートの対応では、賛否が分かれることから、担当者の対応が統一されたクオリティを維持しているわけではないようです。
レノボは とにかく頑丈
レノボを代表する製品の一つである「ThinkPad」は、とにかく頑丈であることが有名です。
ThinkPadは、過酷とも言える試験を繰り返していることが耐久性が高いことの理由でしょう。
試験で強度測定は次の3つの方法が取り入れられています。
過重負荷試験:パネルに圧力をかけて破損強度を測定
温湿度信頼性試験:あらゆる温度の変化に対応可能な体制を測定
落下試験:落下系試験を3種類以上の落下試験でデータ損失を未然に防ぐ試験
レノボのThinkPadは、どのような状況でも丈夫にデータを守り、さらに長く使えることから採用する企業が多くあります。
レノボのパソコンは使いやすい
レノボThinkPadが使いやすいと言われている理由は2つが考えられます。
では、この2つについて詳しく紹介したいと思います。
独自のキーボード
ThinkPadなど一部シリーズのキーボードは、7列配列が取り入れられています。
6列のキーボードが一般的であるのに対して、7列であることで最上部のボタン配列に余裕が生まれ、ミスタッチを少なくするというメリットがあります。
またキーストロークは2.5mmに設定されており、これは一般的なものと比べると2倍ほどの量だと言えます。
さらにキーの押す時には、最初かr最後まで緩くカーブを描くことを可能にしており、より少ない力でのキータッチを可能にしました。このことで、疲労の蓄積を防ぐという特徴があります。
特にプログラミングに携わる人など、キーに触れる機会が多い人には優しく作られています。
通称「赤ぽち」と呼ばれるトラックポイント
ThinkPadシリーズのキーボードには真ん中に赤いぽっちがあります。
これは、通称「赤ぽち」と呼ばれており、トラックポイントも作業短縮にとても役に立つのです。
慣れないと使いにくいという人もいますが、何事もそうであるように、一度慣れれば、指をホームポジションに保ったまま、マウス操作が可能であり、大変便利な機能の一つです。
赤ぽちは一部のモデルに限定された機能ですが、別売りのレノボキーボードを使うことで「赤ぼち」がどのようなものは知ることができます。
「デザイン性」グッドデザイン賞受賞
これまでのレノボを象徴するデザインである黒のボディに赤いラインの他にも、落ち着いたイメージを持つグレーや、画面が縦横に自在になるデザインなど、レノボは常に新しいデザインを提供し続けています。
またそれらが評価され、デザイン賞を受賞しています。
モデルは限られるもののカスタムが可能
カスタマイズ性はモデルによって異なってきます。
このため、CPUの性能やメモリとストレージの容量を増強したいという場合には、カスタマイズモデルを選ぶ必要があります。
または、最初から求める条件を備えたモデルを選ばなければなりません。
レノボのパソコンをおすすめする人しない人
レノボの評判をもとに、おすすめする人とおすすめできない人がどの世に分けられるかを解説したいと思います。
レノボのパソコンをおすすめする人
レノボのパソコンは、他社製パソコンと比べると、半額近くの価格になる製品もあります。
また、ThinkPadは3つの過酷な試験である「過重負荷試験」「温湿度信頼性試験」「落下試験」を乗り越えて出荷される製品であることから、ビジネスでタフに使っても耐えられるように設計されています。
レノボのパソコンをおすすめしない人
レノボの製品には1年間の無料保証が付帯されています。
このことから、修理や操作などで不明点が出た場合には電話によるサポートを受けることができます。
しかし、この電話サポートの対応には賛否があります。機械ではなく人間が行っていることなので、ある程度は仕方のないことなのかもしれませんが、対応の中には最悪だったと感じた人もいるようです。
またThinkPadに限っては電話サポートを受けられる期間が、30日しか無料ではないという点も悪評価の一つの要因となっているようです。
レノボが優れている3つのポイント
これまで、それぞれのレノボの評判を検証してみました。
サポート以外で高い評価が得あることがわかりましたが、特に優れているものには以下が挙げられます。
低価格高品質
レノボの最大の特徴であり、最も優れていることは、低価格でありながら高品質であるということでしょう。
低価格低品質ではなく、必要なスペックは完全に満たすにも関わらず、低価格を実現していることは、レノボの魅力の一つです。
セールの割引額が大きい
レノボでは度々セールが開催されます。セールの時は、通常から4割引程度の価格となり、半額以下の割引が設定されるモデルもあります。
これらが頻繁に開催されることから、さらに低価格で買い求めるチャンスがあります。
レノボの製品の購入を検討している人は、セールを利用することを考えてみてはどうでしょうか。
国内生産モデルがある
レノボは海外メーカーであることに変わりありません。
しかし、日本国内製造のものがあり、山形県米沢市で製造されたものは、米沢モデルとして販売されています。
これこそ、NECと事業統合しているメリットではないでしょうか。
海外製品ではなく日本製品を使いたいと思う人は、日本国内製造モデルを選択してはどうでしょうか。
まとめ
ここまで何故レノボのパソコンが買ってはいけないと言われるのかについて解説しました。
嫌悪感を抱かれていた理由は、中国のメーカーであることと、かつて起きた事件が原因であることがわかりました。
しかし、現在はアメリカのパソコンメーカーとして有名なIBMのパソコン部門を買収しています。
また日本の企業である富士通とNECとも事業統合されており、日本で生産されている製品もあることから、品質が高いパソコンが送り出されています。
過去に起きた事件におても、和解が成立しており、清算済みであると言えるでしょう。
信頼回復に努めた軌跡もあり、現在は十分に信頼できる企業であると言えます。
低価格高品質のパソコンを求めている人は一度、チェックしてみてはどうでしょうか。
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